貨幣処理機器大手「グローリー」は子会社の元社員が金庫から現金を抜き取るなど、およそ21億円を横領していたと明らかにしました。

「グローリー」によると子会社「グローリーサービス」の元社員は2009年から先月までの13年間、売上金を保管する金庫から現金を着服するなど、あわせておよそ21億円を横領していたということです。

元社員は会社の銀行口座の残高証明書や帳簿を改ざんするなど不正を隠ぺいしていましたが、1月、口座の残高が本来よりも少なくなっていることがわかり、会社が調査を行った結果、発覚しました。

元社員は横領した金のうちおよそ17億円を馬券の購入に使い、残りは飲食代や遊興費に使ったということです。

会社は元社員を11日付で懲戒解雇していて今後、刑事告訴する方針です。